人材サービス会社のインテリジェンスが、最新のテクノロジーを駆使した「未来の面接」を疑似体験できる特設サイトを公開した。
同社が「未来の面接」と呼ぶのは、VR(バーチャル・リアリティ)技術を駆使したもの。VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus」を頭に装着し、サイトにアクセスすると、バーチャル空間で歴史上の偉人と面接することができる。
龍馬と面接するぜよ
2015年11月16日に公開された第1弾の『面接者』 は、日本初の株式会社とも言われる海援隊を結成し、近代的な組織運営を行った「坂本龍馬」。3DのCGで再現された龍馬が登場し、自分の長所や尊敬する人物などの質問を投げかける。
登場するのは約150年前の人物だが、この「面接」を支えるのは最新のテクノロジーだ。
質問に対して受け答えする声を、サイトに実装された感情認識システムが分析。声の調子に応じて、次に投げかけられる質問や面接者の態度が変わる。時には「圧迫面接」を仕掛けてくることもあるという。
その結果、面接をうけた人を「コミュニケーションタイプ」「リーダーシップタイプ」「サポートタイプ」「分析タイプ」「好奇心タイプ」のいずれかに分類し、最後には向いている職種まで教えてくれる。
就職活動の際、「自分はどういうタイプなのか」と頭を悩ます学生が多いが、こうした自己分析にも役立てることができそうだ。
本サイトで面接を体験するためには、先述の通り、VRヘッドマウントディスプレイが必要。持っていないひとは、東京・丸の内にある同社のオフィスでも予約制で体験することができる。就活生ばかりでなく、歴史好きの人や、最新テクノロジーを味わいたいという大人も関心を示しそうだ。(執筆:赤江龍介 編集協力:岡徳之)