社員が「休まず、遅れず、働かず」になってしまう?
ストレスチェック導入のキーパーソンは、あなたの会社の人事部長だ。
よく理解している人事部長がいる一方、何度話して聞かせてもわからない部長もたまにいる。
こんな部長には、「時代は急速にチェンジしています。会社がストレスチェック導入の前に、しなければならないのは、あなたの頭のチェンジです」と言いたくなる。
まず、「なぜ、ストレスチェックが義務化されたのか、どのようにしたら良いのかが、しっかりと理解されていなければいけない」のだ。
「何のためにストレスチェックを導入するのですか?そのストレスチェックは心の健康のためだけでなく、生産性や人材育成にも効果的ですか?
ストレスチェックを実施すれば、うつ病の社員や、精神疾患による休職者は減りますか?
そして、何より社員が元気になりますか?ストレスチェックをしたら、うつ病に仕立て上げられるのがイヤで、『休まず、遅れず、働かず』の社員が増えてきた会社をいくつも見てきました。こんな心配はありませんか?」
あなたの会社の人事部長は、これにしっかりと答えられるか?
原則論になるが、まず、社員の「メンタルヘルス対策」のためには、経営者、人事部長らが「社員の健康を守りながら、業績をあげる」という不退転の決意が不可欠なのだ。(佐藤隆)