2016年卒の就職活動も大詰めだが、10月以降も「内定式」を開く企業は多いようだ。そこで、一部の就活生が気にするのが、「髪の色をどうすべきか」。質問サイト、Yahoo! 知恵袋には、おそらく女子大生とみられる投稿者から、次のような質問があった。
「内定が決まり、内定式が来週にあります。就活中は黒染めしていたので、会社の人は元が明るいとは知りません。内定式も黒染めしていったほうがいいのでしょうか?」(2015年11月13日)
さて、内定式で「実は茶髪だった」とバレたら、どうなるのか・・・?
「プールを続けていたら、髪色が明るく」
投稿者の就活生いわく、「私の髪色はもともと明るい方で、プールを続けているせいか、染めずとも結構明るい色をしています」。そのため、就活中は黒染めをしていた。内定式でも、黒髪を貫くべきか、それとも、素のままの髪色に戻して行くべきか・・・。
ある回答者は、「それが地毛なのであれば構いません」という。なぜなら、内定式は「素の自分を見ていただく良い機会」だから。「入社したらそれ元の髪色に戻すんでしょう。もしその仕事上、黒髪が必要なら改めて企業サイドに『私はこれが地毛なんですが、染める必要ありますか?』と確認すればいいと思います」という。「総合的な人物像として、あなたは内定を得たと思います。まさか黒髪でなかったら採ってもらえなかったのかどうかは、その内定式の時にでも聞いてみてください。そこで企業の考え方もわかると思いますので」と、「自信を持ちましょう」系のアドバイスだ。
一方、「どこの組織でもそうですが、新入りは目立たないほうが無難です。つまり黒に染めるほうが無難です。お局様ににらまれるよ」と、「面倒でも黒くしておくべき」という意見もあった。一体、どちらが正しいのか。
女性の髪色は「多少遊びが許されている」所が多いが・・・
採用コンサルティングなどを手掛けるポート(本社・東京)が運営するコラムサイト、「就活の未来」によると、「男性は、内定式では黒髪にするのがマナー」だそうだ(「内定式で守るべき! 髪色のマナー」)。いわく、「内定式は、働く準備ができていることをアピールする場」なので、「この時点ですでに髪色をはじめとした様々なビジネスルールが適用される」。実際に茶髪で働いている社会人男性は、ほとんどいないため、男子学生は、「内定式の前に黒髪に戻してから参加しましょう」とのことだ。
一方、女性は「内定式での髪色も多少遊びが許されているというところが多い」。実際に働くことをイメージできないような、明るい色でなければOKだ。しかし、「暗い茶髪であっても、根本が伸びてしまってプリンになっていて、清潔感に欠ける髪色は、社会人として相応しくないので、内定式での髪色としてはNG」とのこと。髪色の管理も大変そうだ。結局、黒髪がいちばん無難・・・?(KH)