人と違うことをする
物語の価値を活かすのに重要な事は「希少性」です。
東京で日本人の店員がいてもなんの希少性もありません。でも、インド系の店員がいると希少性があり物語を産みます。そして、希少であればその正確性は問われにくくなります。「(素人のネパール人が作る)本格的インドカレー」のように、インド系の人が少ない国ではインドでもパキスタンでもネパールでも物語を産むのです。
だから、自分の価値を高めるためには、周りに自分と同じような人がいないところに行くのが重要です。
日本人であることを活かしたいのであれば、日本人が少ないところ。「海外で働きたい」という志向を活かしたのであれば「海外で働きたくない」人が多い職場、など。
人と違う事をすることで、あなたの価値はあがるのです。
勉強をしなくても東大に入れるとか、特に意識をしなくてもどんどん人が寄ってくるみたいな人は、みんながやるような王道に行って、競争に勝ち抜くのがベストです。しかし、そうではない人は、人と違うことをして、自分の「物語」を高く売ることを考えてみてください。(森山たつを)