ストレスチェックの測定対象はなんですか?
これはメンタルヘルス史上大変革といっても過言ではないのです。みなさん。健康診断の対象は、疾病を予防発見するためですから、生理学的な、自然科学的な対象だったのです。
それが今回、初めて「心理的」な対象が入ってきました。
つまり「心の健康診断」が導入されたのです。
会社も、社員も、義務化されるのですから、これからは否応なく、ストレス対策と無縁でいることはできません。
この「大変革」を本当の意味で生かすには、誤解だらけの「ストレス対策」を正しく理解し、会社は「会社の発展と社員の幸福のために有効活用する」ことが求められます。社員の皆様は、カレル博士(ノーベル生理学・医学賞受賞者)のいう「これからの時代、誰もが正しいストレスに対する戦略を持たなければ生き残れない」の箴言を尊重し、間違いだらけの「ストレス解消法」を改める必要があるのです。(佐藤隆)