「今度は準備日数が少なくて、企業側に負担?」
一方、企業や親の側からも、今回の「見直し」には、疑問の声が挙がっている。
会社員とみられる人いわく、「採用活動してても、去年はホント学生さん大変そうだったもんなあ・・・」。「そりゃあそうだよな、理想は夏前には決めたいし、じゃないと卒論やる暇ない」。見直しで、6月になったほうがまだマシ、との意見だ。
逆に、「6月になると企業の負担が増える」との意見も見つかった。
「これ、今度は準備日数が少なくて、企業側に負担かかるパターンじゃね? 今年はリクルーターを外れるから、個人的には別に良いけど」
大学生の子をもつ母親たちからは、心配の声が目立つ。
「体育会の娘にとって、今年のスケジュールはキツかった。部活とアルバイト、学業、就職活動。親ばかな物言いになるが、大変そう」。他にも、「今朝の新聞、就活時期見直しの記事、『読んでおきなさいよ』と娘に言っておいた。コロコロ変わって大変だね。経団連に入ってない企業にも影響が出るんだもんねぇ」と、つぶやく母親もいた。保護者も、毎年のように変わる子どもの就活スケジュールにやきもきしているのかもしれない。(KH)