日本経済団体連合会は、大手企業への大学生らの面接などの採用選考の解禁日について、現行の8月から6月に2か月程度、前倒しする方針を明らかにした。
1年で方針転換
経団連の榊原定征会長が2015年11月9日、記者会見で表明した。2015年の採用活動は、経団連が従来から4か月遅い8月に解禁する指針を打ち出していたが、学生の就職活動が長期化するなど問題が多いとの指摘があった。中小企業などの負担が重くなっていることもあり、前倒しを判断。1年で方針転換する。
今後、政府や大学などと調整したうえで、11月中に最終決定する。ただ、大学などには前倒しに慎重論が根強いところもある。