若手社員を中心に最近煙たがられている「飲みニケーション」だが、「おごりでご飯が食べられるならいいや・・・」と、これまで上司の誘いにありがたく乗ってきた人もいるだろう。
誘った上司や先輩がおごる、あるいは多めに支払うというのが通例と思われてきた「飲みニケーション」だが、不況のあおりを受けてか、「割り勘」になるケースが増えつつあるらしい。
「上司がおごるべき」が多数派だけど・・・
Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に、「飲もうと上司に誘われて飲みに行く。支払いは割り勘。これは普通ですか?」という質問が投稿された(2015年10月26日)。
他のユーザーからは、
「先輩なら割り勘もありですが上司なら普通、奢りだと思いますよ。1対1なら尚更」
「常識的には、上司から誘ったら上司が払うべきだろうね。会社帰りなら当然仕事の話になるだろうし、日本の社会では、飲みも仕事のうちだと思いますよ」
「少なくとも 少しは余分に出すよね」
など、やはり「上司がおごるべき」とする声が多く寄せられたが、
「普通です。上司って言ったってびっくりするほど給料が高いわけではないですし、結婚をしているなら尚更、使えるお金は限られています。まして部下だからおごらないといけないなんて決まりないでしょう。大勢での飲み会なんかで多く出してくれたりしますが、申し訳ないな?と思ってます」 「まあ普通だと思います 上司の奢りの場合もわりかしありますが、上司の人もいつも奢るほどの経済的な余裕は無いでしょうしね」
と、「普通だ」という意見もあった。
5件歩いて「全部割り勘」
ツイッターを見ても、
「ストレスがやばい。上司の愚痴を散々聞かされまくった後の当然のように割り勘」
「上司4人と俺で居酒屋含めて5件歩いて『しめ』のラーメン食ってるけど全部割り勘で驚きを隠せない」
「大阪まで来て、1時間半も待たされて、上司と飲みに行って、つまらん話し聞いて、あげく割り勘とか、やってられんわ?」
といった愚痴が多く投稿されていて、昨今「上司と飲んで割り勘」というケースが増えていることがうかがえる。
部下や後輩を誘いたければおごることができる経済状況の時にすればいいのか・・・と思いきや、こんな意見も。
「上司と食べに行く時必ず奢ろうとするけど、奢られたくない」
「私は奢られると『ナメられてる』と感じるので、会社の上司等、どうみても私より稼いでる人の提案でもでもあんまり奢られたくない」
「おごりじゃないなんてありえない」という人もいれば、「上司・先輩でもおごられるのは嫌」という人もいる・・・。若手社員だけでなく、上の立場の社員にとっても「飲みニケーション」は難しい時代になっているのかも?(MM)