退職前に手元に準備しておきたい金額は
「PRESIDENT WOMAN Online」では、退職前に準備しておきたい、失業中の生活資金について解説している(14年1月14日)。
退職時から退職後にかけての収入は「退職金」と「失業給付金」だが、退職金は会社によってかなり事情が異なるし、失業給付金は自己都合退職の場合3か月間給付制限され、その後4か月間(勤続10年以上20年未満)もらえる額も決して多くない。さらに健康保険と国民年金を毎月負担し、(減額制度はあるにせよ)住民税も納めなければならない。
退職から失業給付金の支給が終わるまでの約8か月間無職で生活するとなると、少なくとも8か月間に必要な生活費と社会保険料、住民税をあわせた額から失業給付金を引いた額を退職前に手元に準備しておく必要がある。記事で紹介されているケースでは、約160万円となっている。
失業中に一切の娯楽を断ってはストレスがたまるだろうし、食費を極限まで切り詰めても健康面で心配だ。収入が激減してもゆとりある生活ができるよう、普段から計画的な出費と貯金が必要なようだ。(MM)