履歴書で「必要職歴」をウソ申告 バレたらどうなりますか?

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   10月に入って、大学生の就職活動が続々と終わっていると、連日ニュースで報道されていますね。私の頃は就職難で大変な時期でしたが、今は内定率が約8割という報道を見ました。売り手市場になるのは、多くの人が職に就くチャンスだと思いますので、とてもよい傾向だと思います。

   しかし、複数内定を獲得した学生の、内定辞退が頻発しているのは問題ですね。各企業、説明会や面接にかなりの労力をかけていますからね。今回は、新卒に限らず就活に必ず必要になる履歴書にまつわる説明をしていきます。(文責:「フクロウを飼う弁護士」岩沙好幸)

募集要項には「業界経験3年以上」とあったが・・・

ちょっと「盛っちゃう」かな・・・
ちょっと「盛っちゃう」かな・・・

   私は働いていた会社を辞め、就職活動をしており、最近内定が出ました。資格が必要な職業で、当然資格は所持しています。一方で、内定をもらった会社の募集要項には「業界経験3年以上」と書いてあったのですが、前の会社は2年半で辞めてしまい、本当の業界経験は3年未満です。しかし、面接を受けるときに提出した履歴書では、「3年以上」となるよう誤魔化して書いてしまいました。

   今後、もしこのことがバレたら、どうなるのでしょうか。(実際の事例を一部変更しています)

岩沙好幸(いわさ・よしゆき)
弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業後、首都大学東京法科大学院から都内法律事務所を経て、アディーレ法律事務所へ入所。司法修習第63期。パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。動物が好きで、最近フクロウを飼っている。「弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ」を更新中。編著に、労働トラブルを解説した『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマドットコム)。
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