「スポーツを会場で応援する」という文化を創り上げる
黙って見て楽しめるレベルに達するには、修行が必要です。
今回の試合なんて、ワンプレイごとに選手が倒れて試合が中断する様な試合で、「いい試合」とは言えないかもしれません。でも、応援団の盛り上げにあわせて声を出すことで客席はだらけた雰囲気を感じず、ゴールの興奮、勝利の歓喜を味わうことができました。
そのために、日本人をはじめとしたチームのスタッフが、コールのかけ方を指導したり、音楽をかけて盛り上げたり、ハーフタイムデーマスコットのソンハーくんや、タイガーガールズたちが躍ったりと、お客さんを飽きさせないよう、いろいろな仕掛けを作ってスタジアムを盛り上げています。
今まで、カンボジアには「スポーツを会場で応援する」という文化はほとんどなかったと思います。この会場に来ている観客も、去年までは、こうやってスタジアムに来て、一緒に声援をしながらサッカーを楽しむなんてことをしたことがなかったかもしれません。
まだまだ、小さなチームですが、こうやって、「スポーツを会場で応援する」という文化をほとんどゼロから創りあげているスタッフの皆さんは本当に素晴らしいと思います。
今年、是非プレーオフを制し、来年さらなる飛躍をしてくれることを期待しています。カンボジアンタイガーの試合は、ニコ生などで観戦することもできます!(森山たつを)