自分の仕事を早く終えたら他の仕事が大量に降りかかってきた、ダラダラ残業している同僚の方が長時間頑張っているとして評価されてしまうなど、「効率よく仕事を終える」人が損をしてしまう、という話は多い。
そんなデキる人の嘆きがネット上をにぎわせている。「5分でパソコンの修理を終えた」のに、なぜかクレームを受けてしまったという。
他社が5時間かけても直せなかったパソコンを・・・
話題になっているのはあるツイッターユーザーのこんな投稿(2015年10月7日)だ。
「他社が5時間かけても修理出来なかったパソコンを自分が5分で直しました。他社は直せなかったにも関わらず5時間分の作業工賃5万円を請求。当社も規定料金に則り1万円を請求。だがお客様から5分で1万円は高いというクレームを受けました」
料金の内訳は、「出張費5000円、診断料5000円、技術料5000円をサービスで0円」だったそうだ。
この理不尽な状況を報告したツイートが7000リツイートを超える(15年10月16日現在)話題に。
「そもそも結果として直せてもいないのに5万円請求する業者が信じられない、そしてそれを支払う客の素直さにも驚きを隠せませんね」
「作業を早く終えてくだされば それだけ早く仕事再開できますのにね。お気の毒です」
など驚きや同情のリプライが寄せられている。
わざと時間を引き延ばす同業者も
また同業者からは、
「そういわれる事は想定内なので、わざと時間をかけて頑張って直しました的な演出をする事はよくあります」
「自分は5分で終わってしまう作業だった場合とかは20分ぐらい引き延ばします。状況次第ですが」
「あるあるな話ですね・・・。そこまで来ると接客業とかになってしまうから言えませんが『技術料です、これに納得していただけないのなら再度元に戻しますので5時間5万円の方でご依頼しなおしてください』とでも言ってみたくも思いますね・・・w」
と、同様の経験が報告されている。技術者にとっては「あるある」な問題らしい。
件のユーザーは、
「なお、雇い主の立場から見れば、効率良く仕事が出来る→コスパが良い→同じ給料払うなら出来るヤツに沢山働かせて稼がせよう→俺忙しい→残業代払うなら短時間に沢山出来るヤツに残ってもらおう→俺死亡 みたいな図式が出来る」
と、今回の「事件」にちなみ、「早く仕事ができる人」が損する現状を嘆いている。
なお、客がゴネた料金については「ちゃんと御説明してキチンと頂いております」と、上手く対処できたようだ。(MM)