「アリさんマーク」引越社めぐる騒動 社の対応の何が問題になっているのか

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もし違法性が疑われることがあるなら・・・

   念のため触れておくと、

   「残業代は未払いなのか、払われているのか」や「解雇理由」

などの点では、組合側と会社側で事実関係の主張が異なっている。

   上記の(1)~(6)の問題点は、勿論あなたの会社にも適用されることである。もし違法性が疑われることがあるなら、重々ご留意頂きたい。

   さて、経営者の皆さんにとっては、問題ある社員を抱えたとしても簡単にクビにはできない現行法の厳しさに辟易とされている方もおられよう。次回は、「ブラック企業がとっている『合法的に社員をクビにできる仕組み』について解説していきたい。(新田龍)

新田 龍(にった・りょう)
ブラック企業アナリスト。早稲田大学卒業後、ブラック企業ランキングワースト企業で事業企画、営業管理、人事採用を歴任。現在はコンサルティング会社を経営。大企業のブラックな実態を告発し、メディアで労働・就職問題を語る。その他、高校や大学でキャリア教育の教鞭を執り、企業や官公庁における講演、研修、人材育成を通して、地道に働くひとが報われる社会を創っているところ。「人生を無駄にしない会社の選び方」(日本実業出版社)など著書多数。ブログ「ドラゴンの抽斗」。ツイッター@nittaryo
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