「外見」と「年収」の関係はしばしば話題になる。J-CAST会社ウォッチでも、「イケメンはそうでない人よりも生涯所得が多くなる」という研究結果を紹介した(2015年7月10日配信)。
器量の良さだけでなく、「身長」も「年収」に関係ある、との研究結果も存在する。それによると、身長が1インチ(約2.5センチメートル)高いと、年収が789ドル(約9万5000円)増えるという。
「人は無意識に身長が高い人に統率力を感じる」
気になる研究が掲載されているのは、米国のジャーナリスト、マルコム・グラッドウェル氏の著書「Blink」(2005年1月発売)だ。一部をグラッドウェル氏の公式サイトで読むことができる。
ビジネス誌「フォーチュン」の「世界企業500社番付」の半数の企業の男性CEOについて調べたところ、平均身長は全米の男性の平均より3インチ(約7センチメートル)高い6フィート(約182センチメートル)だった。全米では182センチ以上の身長の男性は約14.5%だが、調べた企業のCEOでは58%にのぼった。さらに、6.2フィート(約188センチメートル)以上の身長の成人男性は全米で3.9%だが、CEOでは30%にのぼったそうだ。人は無意識に身長が高い人に統率力を感じてしまっているという。
さらに過去の研究では、誕生から成人になるまでに調査した数千人のデータを分析すると、1インチ身長が高いと、年収が789ドル高くなるという計算結果が導き出されたそうだ。
この調査結果が東洋経済オンラインで紹介されると(15年10月6日)、日本でも話題に。ツイッターでは、「背が高いのはマジで財産」と納得する声や、 「170cmだし、スタイルも良くないオレには酷な話だよなー」「153cmのワイ涙目」と、身長が低い人から嘆きの声も聞かれた。(MM)