大阪さよなら。東京に転勤なりました。ほんまさみしい・・・。10月に異動となった人もいるようで、異なる『文化圏』で仕事を始めた人も多いだろう。中でも、東京と、第2の都市、大阪間の転勤には、心をかき乱されるビジネスパーソンが目立つようだ。ツイッターでは、「東京に転勤て、すごいことやもんなぁ;もうすぐやからナーバスになるよぉ」など、大阪から東京への転勤に「不安」を感じているらしき、関西ビジネスパーソンたちの声が、多く見つかった。
大阪から見た「東京人の印象」は、ネットでたびたび、話題になる。マイナビニュースが、自社サイトの会員(大阪府出身・在住者95人)に対し、「東京都や東京都民へのイメージ」を聞いたところ、「冷たい、クールなイメージ」「さっぱりしている」などのほか、かなり辛辣な「印象」も目立ったようだ。
「田舎もんの集まりが、必死で都会人やってる」
アンケートによると、大阪人からみた東京人は「田舎もんの集まりが、必死で都会人やってる」という声もあれば、「大阪をばかにしている」「プライドが高そう」など、厳しいコメントもあった(「大阪府の人は東京都をどう思っている? 」マイナビニュース、2015年9月27日)。一方、「日本の中心ということに嫉妬を感じる」と、ジェラシーを覚えているらしき意見もある。
では、東京からみた「大阪」は、どうか。ツイッターでは、「逆に、都民から見ると、大阪ってどうでもいいんだよね。行く必要性がないから」と、まさに「冷たい、クール」な回答が・・・。「東京は地方出身者の街。みんな自分の生活で手一杯。だから冷たく感じるんだろう。つまり冷たいのはどっち?」と、「地方の人こそ冷たい東京を作っているのだ!」と主張する人もいる。さて、本当に「冷たい」のは、大阪か、東京か?
「知らんわい! 自分で探せや!」
ツイッターを見ると、さまざまな声が見つかった。
「隣のサラリーマン、忙しいのは分かるけれど『肘鉄』喰らわせといて、謝らないのはおかしい。だから東京は冷たいとか言われちゃうんだよ・・・」と、東京のサラリーマンが「冷たい」と主張する人もいる。かと思えば、関西にいたらしき人は、「『東京民は冷たい』って聞いてたけど、東京で帰りのバスが分からない時、サラリーマンのおじさんに場所を尋ねたら『僕も知らないけど、一緒に探してあげる』って、コンビニの店員さんに事情話してくれて、もう関西より温かいと思った」そうだ。「『どうぞ』とお婆さんに席を譲るお姉さん」を見たという人は、「東京めっちゃいい人多いやん。冷たいとか言って、ほんまごめん」と、『懺悔』していた。
一方の「大阪人」についても、賛否ある。「大阪人、どことなく不親切。冷たいこと多いなあ」とか、「大阪の人、冷たい!『近くにホテルとかないですか?』って聞いたら、『知らんわい! 自分で探せや!』って・・・」と、嘆く声も見つかるが、関西出身とみられる人は、「大阪に帰りたい・・・うぅ」と、涙声の様子。その理由は、「関東の人冷たいし、リアクション薄すぎてイヤ~」とのことだ。彼女にとっては、東京人の「リアクションの薄さ」が、冷たさに感じられているらしい。関東と関西の『文化』ギャップ、まだまだ埋まりそうにないかも。(KH)