新型iPhoneめぐるオフィスの「深い溝」 「ゲットしウキウキ」派への冷たい視線

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   今(2015)年9月末、Appleの「iPhone6s」と「iPhone6sPlus」が発売された。毎年、秋になると話題になる「新型iPhone」。日本では特に「Appleファン」が多く、世界的に見ても人気が高いそうだ。

   が、ビジネスパーソンらの間では、「最新のiPhone、早速ゲットしてウキウキ派」と、「え? なにそれ美味しいの?」と言わんばかりに興味がない人たちに分かれている。

「会社にiPhone6s届いた! 最高!」

ガラケーですが何か?
ガラケーですが何か?

   9月25日にiPhoneが発売されると、ツイッターでは、「買った!」とつぶやくビジネスパーソンらの声が相次いだ。

   「会社にiPhone6s届いた!最高!!! 直感的操作どころか、メモ帳なんかはアナログと変わらないしデザインもアニメーションも可愛い!」と、興奮気味の人もいれば、「会社でiPhone使ってると、『触らせてー』って言われまくる!iPhone6s持ってる人は、まだ貴重なのかなー??」と、新型iPhone人気を「体感」している人もいる。

   日本人の「iPhone好き」は、世界の主要国と比較しても明らかだ。市場調査のカンター・ジャパン(本社・東京都)が、昨(2014)年5月に公表したデータによると、14年1月から3月にかけて、過去1か月の間にスマホを新規契約、もしくは機種変更した16歳以上の日本人のうち、約6割がiPhoneだった。Androidは4割で、iPhone人気は8.6ポイントも上昇した。一方、アメリカでのiPhoneシェアは35.9%、イギリスは32.1%、フランス、ドイツにいたっては、それぞれ23.4%、15.3%と、そこまで「人気」とはいえない。中国(都市部)は17.9%だった。日本の「約6割」は、かなり突出した数字となっている。

   ツイッターでは、「会社でiPhone6sに変えてる人が結構いたから、自慢しようと思ってもできやしねぇ」なんてボヤキも見つかった。そのくらい、iPhone6sに乗り換える人が多かったのだろう。

   一方、新機種に変えてウキウキの同僚を、ちょっと冷静に見ている人もいるようだ。

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