元モデル女子に「業界の実態」を取材 プロと「読モ」の決定的な違いとは

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モデル「卒業後」のキャリアを模索中

   そんな明美さんですが、現在は「引退」し、次なるキャリアを模索しているところです。

   「モデルをずっと続けるより、なにか別のことをしたいと思ったんです。人と接するのが好きだったから、若い子を育てる方が、自分には合ってると思って」

   そう悟った明美さんは、ウォーキング講師になりました。月に何度か、都内のスタジオを借りて、モデル志望の女の子たちに「歩き方」や「ポージング」を教えています。

   「10代から20代前半まで、色んな女の子がいますよ。みんな『モデルになりたい』と一生懸命で、こちらも元気がでます」

   でも、教える側の「苦労」はないですか?

   「レッスン中に『他の先生はこう言ってましたよ』と言われると、やっぱり落ち込みますね。自分より優秀な教え方をする先生がいるのかな、と。でも、20代のうちは講師として頑張りたい。そこからは、まだ決めていませんが、美容関連の仕事に就いていたいかな」(明美)

   悩んでいるように見えた彼女ですが、モデル時代を回顧する表情は、まさに「プロ」そのもの。これからも、「美」に携わる業界の中で、活躍していくことでしょう。華やかに見える業界には、きっと、明美さんのように、キャリアを模索する女子が、沢山いるのだと思います。(北条かや)

北条かや(ほうじょう・かや)

1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』。ウェブ媒体等にコラム、ニュース記事を多数、執筆。TOKYO MX「モーニングCROSS」、NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」(2015年1月放送)などへ出演。
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【ブログ】コスプレで女やってますけど
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