「ガールズバーでバイト」A子さんの心配 マイナンバーで「副業先」がバレないですか?

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   今(2015)年10月から、国民1人1人に「12ケタ」の番号が付与される「マイナンバー制度」が始まります(運用は16年1月から)。「何が変わるのか、よく分からない」という人もまだまだ多く、不安を抱えている人もいるようです。

   今回は、「これまで、会社に副業の届け出をしてはいるけれど、どんな仕事なのかはウソをついていた」A子さん(20代)の「マイナンバー導入で、仕事内容が会社に知られてしまうの?」という悩みを通して、新制度と副業の関係について考えてみます。

「会社には『本当の副業先』を言ってない」

どうなるのかな?
どうなるのかな?

   筆者が、「夜の仕事」に従事する女性たちにインタビューしていた時のこと。「本業はアパレル会社の販売員だけど、副業としてガールズバーで働いている」A子さんと知り合いました。彼女とは今も、たまに連絡を取っています。A子さんいわく、本業の勤務先には、「親族の会社を手伝っている」ことにしており、その収入がプラスされるため「確定申告は自分でしています」。

   つまり、彼女の「副業」は一応、許可されているわけですが、「副業先の業態」は、ウソをついているのですね。「マイナンバー制度で、人事に『ガールズバーで働いている』ことがバレたら・・・親族の会社で働いているなんて、ウソをつかなければよかった」と、不安を訴えるA子さん。こうした悩みを抱える人は、結構いるようです。実際、どうなるのでしょうか。筆者は、ある司法書士の方に、見解を伺いました。

「マイナンバーは、勤め先にも伝えますよね? ということは、副業の届け出をした場合、副業先の業態まで、人事に分かってしまうのでしょうか?」

北条かや(ほうじょう・かや)

1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』。ウェブ媒体等にコラム、ニュース記事を多数、執筆。TOKYO MX「モーニングCROSS」、NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」(2015年1月放送)などへ出演。
【Twitter】@kaya_hojo
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