商品企画の苦労がわかる漫画
2015年8月刊行の『チロルチョコで働いています』(伊東フミ、KADOKAWA/メディアファクトリー)は、チロルチョコの企画室が舞台のエッセイ漫画。チロルチョコへの取材をもとにしたフィクションで、食品メーカーの商品企画の苦労を丁寧に描いています。2013年発売の「チロくま」(鹿児島名産の氷菓・アイス「白熊」味のチロルチョコ)を題材にしており、包装紙デザインだけでもアイデアを出しては修正の繰り返し。ようやくできても、営業担当が集まる全国会議でまたボツに。しかも、同時に提案されたナポリタン味はお蔵入り・・・。商品企画担当社員の実態をうまくまとめたエッセイ漫画です。
商品企画以外では、採用担当志望者も多いです。が、採用担当にしろ、商品企画にしろ、企業側からは「営業嫌いの裏返し」との辛らつな意見が。
これは、実際に女子学生からも同様の話を聞いています。要するに営業へのイメージが悪すぎる、と。
ただ、総合職の場合、男性・女性問わず、どの部署に配属されるかは、本人の能力と適性などで左右されます。本人の希望が実現できるとは限らないわけで。それを、総合職志望、だけど専門部署志望、というのはちょっと無理があります。