「競合店の目標値が低すぎる」側面も
つまり、途上国の難しさは「高いモノは買えない」だけでなく「競合店の目標値が低すぎる」というものもあるわけです。
おそらく、この中に突っ込んでいくと壮絶に爆死して、初期投資が回収できないので、この3つのどれかを選ぶ必要があります
1:ターゲットをこの人たち以外の外国人にする
2:この人たちとは桁違いの金を稼いでいる現地の金持ちを相手に商売する
3:この人たちに膨大な量を売って薄利多売で稼ぐ
この1、2、3のどれかを達成できるビジネスモデルがないと、商売は非常にむずかしい。損益分岐点を超えることはできても、大きな額を稼ぐことは難しいわけです。
我々のサムライカレーは、研修プログラムを売るという形で「1」で売り上げを建てているので問題はないのですが、純粋にカレー屋として、この1-3のどれかを達成できたら最高です。
ぜひ、我こそは!と思う研修生にアイデアを出してもらい、それを実行し、達成をしたいところなのですが、あの手この手を試してみながら、会心の施策は打てていません。
海外で、現地のひとからお金をもらうのは、なかなか難しいのです。(森山たつを)