「弁護士同席」の功罪
「先に名誉を毀損したのはどっちですか?」と、これまた厳しい回答も。「ご質問者さんは、その教授から、推薦辞退についての名誉毀損の賠償請求が起こされた場合、対抗できますか?
弱者強者の話ではなく、砂のかけあいを最初に始めたのは誰でしょう?」。うーん、学生側が不利、なのだろうか。
ただ、中には『優しい』アドバイスも。「弁護士を連れて話し合いに一度行けば、穏便に解決できるんじゃないでしょうか」という回答者いわく、「大事なのは、(弁護士に)ただ傍にいてもらうだけ、という点です。(略)ストレートに恫喝するのではなくて、自然に『察して』もらうだけに留める」。それでも教授が大人げなく激高するようなら、「学長に相談するしかないでしょう」と、解決策を示した。
しかし、「弁護士を連れて穏便に、というご意見ありますが、弁護士を通した時点で穏便ではありません」との指摘もあり、意見はバラついた。すべてのアドバイスを聞いた上で、相談者の学生は、「私も、穏便に進めたいという気持ちは持っています」と言いつつ、まだまだ悩んでいるようだった。(KH)