ヤフーCEO「産休短期間」方針の余波 「ステキ!」派VS「しっかりと休んで欲しい」派

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   米ヤフーのマリッサ・メイヤー最高経営責任者(CEO)が、双子を妊娠していることをブログで公表した。2015年9月1日のブログによると、12月頃に出産予定で、産休は前回の妊娠・出産時と同様に「限定的な期間」とし、仕事を続けるという。その「前回」では、産後わずか2週間で復帰している。

   「前回同様(2週間)」という産休期間の短さに対し、ネットでは「すごすぎる・・・大丈夫なの?」と驚きの声があがる一方、「産休は2週間でOK」という風潮が広がりかねない、など不安の声もあるようだ。

「日本も見習え!」の声も

産休、どうしようかな
産休、どうしようかな

   メイヤー氏の話が日本でも報道されると、ツイッターでは、さまざまな感想が飛び交った。

   「働く女性の姿はステキ!(・ω・)ノ」とか、「(彼女は)学生時代から、いろんなことを一度にhandleするのが得意だったらしい。内外から育児休暇について賛否が巻き起こっていますが、頑張ってほしいです」と、応援する声も多い。

   前回(3年前)の「2週間で復帰」の際には、アメリカ国内で、「短すぎる」「育児をしないのか」などと一部から批判されたようだ。が、そんな批判をものともせず働く女性の姿に、勇気づけられる人もいるのかもしれない。

   「さすがアメリカの企業。女性の社会進出も素晴らしいが、若い女性が会社のCEOとなり、そのCEOの双子出産を会社で喜び支える風土がある。日本の企業が逆立ちしてもできないこと。日本も見習え!」と、アメリカの「両立を支える風土」を賛称する意見もあった。

   「健康面をもっと重視すべきでは」

   一方、「産休2週間」報道について、「果たしてどうなの?」と、不安視する人もいる。「産休2週間しかとらない・・・平均的な女性とは世界が違う」と、諦め混じりに「自分たちとは違う」というつぶやきもあれば、「会社守る責任と、命を守る責任。どちらも大切。しかし、こういう人にこそ、しっかりと産休をとって欲しい気持ちもありますね」という意見も。

   「双子出産で産休2週間予定と、出産前に宣言して大丈夫なのかな? 帝王切開のリスクも高いだろうし・・・」など、「経営者でも『母親』なのだから、健康面をもっと重視すべきでは」と考える人も、結構いるようだ。

   「メイヤーCEOの産休を短くする宣言に対して、批判的なコメント、米国でもあるのだね」という人は、「米国の産休は短過ぎるよ。(略)育休(・産休)を母親だけで1年とる必要があるかは、なんとも言えない部分もあると思うけど、母親の産休は最低限守られるべきだと思う」と、「休むべき時には休めるようにすべき」とコメントしていた。(KH)

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