2015年から実施されている「就活後ろ倒し」。就職活動の採用情報や説明会情報の解禁がそれまでの学部3年生(修士1年生)12月から3年の3月に、採用選考開始が4年の4月から8月に繰り下げられた。「大学生は学業を優先すべき」などとして実施されたものだが、「卒論・修論が手に付かない」「12月からでもキツかったのに・・・」など、歓迎の声は少なかった。
ここにきて、「やっぱり元に戻す」可能性を日本経済団体連合会(経団連)会長が示唆した。振り回される形の就活生らからは、ネットなどを通じて困惑や怒りの声が聞こえてくる。
「16、17卒は謎の犠牲者かよ」
経団連の榊原定征会長は15年9月7日、記者会見で「すでに来年度の採用準備が進んでおり、抜本的には無理だが何らかの改善ができるのではないか」と就活開始時期の制度変更を検討する方針を示し、「(従来の日程に戻すことも)選択肢としては当然ある」と元に戻す可能性も示唆した。
この発言が報じられると、ツイッターなどでは、
「何やねん16、17卒は謎の犠牲者かよ」などなど当事者の怒りや、
「ゆとり教育の実験台の次は就活ですか、馬鹿にするのもいい加減にしろ」
「失われた20年に生まれ育ち、就職活動も失われたか・・・そろそろ怒るぞ?」
「結局、何も実がならなかっただけか。ヒドイ話だ」
「あんまり振り回さないであげて欲しいんですが」
と、すでに社会に出ている人からも同情の声が上がった。
「新卒一括採用」に疑問を抱く人も多いようで、
「もう通年採用でえーやん。ライフネット生命みたいに新卒にこだわらずポテンシャル採用と即戦力採用の二本柱でやるのもいいと思う」
と、全く違うやり方を推奨する声もあった。(MM)