一足飛びで進化するカンボジア 若者の「常識」にびっくり

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

固定電話って何?

   家にはテレビがなくて、自宅でテレビを見たことないのに、スマホでYoutubeを見るのが趣味の子や、漫画の本は一度も見たことがないけど、スマホでNARUTOは見て台詞を暗記している子など、なかなか我々の常識が通じない人がたくさんです。

   先日も、カンボジアの学生に「Cell Phoneって何?」と聞かれたときに、「固定の電話ではなく、携帯電話のこと」と説明したのですが、いまいちピンと来ていないようでした。

   だから、こうやって本体が電話線とワイヤーでつながってて・・・と絵で描いて説明したのですが、最終的にわかったことは、「彼が、固定電話を見たことがない」ということです。彼の中ではCell Phoneという言葉は必要ではなく、Phoneといえば自動的に携帯電話なわけです。

   それ故に、固定回線を使ったネットワークはなかなか光回線の導入が進まず、値段も高止まりしているのですが、モバイルネットワークはどんどん早くなり、価格も下がっていっているわけです。

   そんな現地の人たちには、どんなものが受けるのか?必ずしも日本で受けたものがこちらでも受けるかはわからない、というのはこういう所から来ているのかもしれません。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
姉妹サイト