急な「あいさつ」を無茶振りされた その時、絶対やってはいけないコト

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与えられたチャンスを断らない

   その時に、自分の考えを自分自身の言葉で話すことも、とても重要だと思います。「孔子いわく・・・」と、人の名言を引用する人もいますが、それはひとまず置いておいて、まずは「自分は今、こう思っている」ということを、自分の言葉で話すようにしましょう。

   また、謙虚さは必要ですが、いざアナウンスの場面で「私など、全然まだまだですが・・・」「甚だ僭越ながら、私のような若輩者がここでお話をすること自体、本当に申し訳ないと思っておりまして・・・」などと言われると、聞かされる側としてもあまり気分のいいものではありません。

   謙虚な姿勢は見せつつも、自分を卑下する必要はまったくない。むしろ自信を持って堂々と自分の意見を表明すれば、発言の中身がどうであれ、評価はされるものです。

   人が話すとき、発する言葉やメッセージよりも、その際の口調や表情が聞き手に影響を与えると言われています。俗にいう「メラビアンの法則」です。要するに、人が話す時には、その内容よりも態度が重要ということです。

   そもそも、聞いている側も、話の内容は数パーセントしか覚えていないものです。オドオドと自信なさげに話していると、言っていることがどんなに正しくても、ごもっともに聞こえない。ところが、身振り手振りを使って自信満々に話していると、その内容までもが説得力のあるものに聞こえてしまうから不思議なものです。

   大事なのは、自分に与えられたチャンスを断らないこと。そして、堂々と自信を持って話す態度を示すことです。(高城幸司)

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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