日本を訪れる外国人が増えている。日本政府観光局によると、昨（2014）年の訪日外国人客数は1340万人あまりで、過去最高を記録。今年に入ってからも好調が続く。一方で、急激な観光客の増加により、「ビジネスホテルの予約が取れない！」と嘆くビジネスパーソンも多い。
「主要都市のビジネスホテルの宿泊費がクソ上がってるわ、予約は取れないわで、毎回出張準備が面倒。通常4800円のビジネスホテルが1万2500円とか9500円もとかなんなんだwww」、「出張先のビジネスホテル予約しようとしたら、全滅してた」――ツイッターを検索すると、会社員とみられるアカウントの嘆き節が、多々見つかった。「名古屋の11月初旬の週末のホテル予約できないんだけど。出張まじヤバい！」と、焦るつぶやきも・・・なぜこんなに「予約が取れない」のか。要因は、急激に増えた外国人観光客らしい。
「出張先でホテル予約しようとしたら、全滅してた」
満室だってさ
情報サイト「現代ビジネス」に、ジャーナリストの磯山友幸氏が寄せた記事、「日本はいつから『ホテル不足』になったのか？～ああ、空室が足りない！ 日本に何人の外国人が泊まっているか、ご存知ですか？」（2015年8月26日）では、外国人延べ宿泊者の割合が2014年に9.5％と、11年と比べ倍以上になったという観光庁のデータを紹介。そのうえで、大都市周辺の、稼働率が低いホテルの活用策を考える必要性などを訴えている。
稼働率の上昇にともない、客室価格も上昇しており、ツイッターでは、ビジネスパーソンらの悲鳴も相次いでいる。
「ビジネスマン専用のビジネスホテルとかマジ欲しい。急な予約取れない！」と、嘆く人もいれば、「東京に出張した職員が、『ビジネスホテルの予約が取りにくい。前に泊まったのと同程度の部屋も高くなった』と嘆いてた」というつぶやきも。
「増税＋ホテル不足で、各ホテル値上がりしているというのに、会社からの1泊分の支給は上がらなかった・・・」とボヤく人もいた。ホテルの部屋が値上がりしているのに、「会社からの支給額が変わらない」となれば、残りは『自腹』か？ なんとも世知辛い。
あまりに予約が取れないので、「大阪に出張行く営業さんが、ビジネスホテルほとんど空いてなくて、やけくそで、空いてたレディースパック予約したらしいwwwおっさんなのにwww」なんて声もあった。背に腹は代えられない・・・!?（KH）