育児休暇制度もかなり浸透し、職場の同僚が同制度を利用して休みに入った、という人も多そうだ。育児介護休業法では、子どもが1歳まで(両親ともに育休を取得した場合は1歳2か月まで)休暇を請求できるが、保育所に入所できなかったなどの理由があれば1歳半まで延長できると定められている。
法律で認められているとはいえ、「育休延長」を利用しようとする人にはまだまだ風当たりが強いようだ。ネット上には延長を求めた際の上司の対応への怒りの声が投稿されているのだが、こうした声に対しても批判が多数寄せられている。
復帰予定の月に保育園に入れず・・・
女性向け掲示板サイト「GIRL'S TALK」に、「会社の上司に腹わたが煮えくり返ってます!!!!育休延長ってそんなにダメですか!?」という怒りに満ちたトピックが立てられた(2015年8月23日)。
投稿者はこの12月に復帰予定だったが、待機児童が多い地域で、12月には保育園に入るのが無理と言われ、4月もキャンセルが出ないと難しいと言われたという。認可外の保育園は最低でも入園に6万5000円かかり、こちらも「4月からは入れるかなぁ・・・」という状態だそうだ。
「旦那はいないに等しく、母はいるのですが頼りになりません。1人で子育てしている状態です」という投稿者。来年4月までの育休延長を上司に掛け合ったところ、
「一応、育休は1年間の約束。あなた(私)が育休で休んでいる間は一応在籍の形になるから、人が足りてなくても新しい雇用は会社側としてはできない。小さい子がいる場合、できるだけ家の近くの勤務で考えてるのに、延長したらそれも無くなるかもよ?」
と言われた。「これって・・・ハラスメントですよね!?」と怒っている。
女性が多い会社にもかかわらず、理解がないと感じたようで、
「産休に入る前にも嫌味を言われたのですが、また言われました。確かに働かせてもらってる身分で会社を休んで迷惑かけてるのは確かです。働きたくなくて延長希望してる訳でもなく、色々私なりにどぉしたらいいか調べてみて難しいから言ってるのに...あーーーーーーーーめっちゃ腹立つんですけどっっっっっ!!!!!!」
と、気持ちがおさまらないようだ。