カジュアル衣料品店「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングは、今(2015)年10月にも「週休3日制度」を導入する。新制度では、「週に4日働いて3日休む」代わりに、1日の勤務時間が「10時間」に増える。対象は、国内の全従業員の5分の1にあたる、約1万人の地域正社員。柔軟な働き方を推進し、人材確保につなげる狙いもあるようだ。
この「週休3日制度」、ネットでは「うらやましい」「うちでも導入してほしい」との声が挙がる一方、「1日に10時間も働くのか・・・」など、様々な意見が飛び交っている。
「週休3日だと、通勤時間も減る」
ユニクロの「週休3日」制度では、従業員は、店が忙しい土日の出勤を求められる。その代わり、平日に休んでもらうことになる。繁忙時の人手不足を解消する意図もあるようだが、忙しい週末に働く分、平日の休みは増えるわけだ。
制度について、ツイッターでは、「週休3日だと、人間の行動に無駄が減るよな。1週間の通勤時間は減るわけだし」とか、「俺、昔からこれいいと思ってる。週40時間勤務は変わんないのだし」、はたまた「週休3日いいな。出勤日は1日中仕事でもかまわないから」など、「歓迎派」のつぶやきが見られた。「集中して働ける上、給料が変わらないなら歓迎」ということだろう。「週休3日とか、わしの理想の働き方やんけ」、「うちの会社もやってくれ」という人もいる。「ユニクロに転職しようかな・・・」なんてつぶやきもあった。
立ち仕事、接客業で「1日10時間」は辛い
一方、制度に慎重な見方もある。「1日10時間労働って長くない? って率直に思うw」とか、「1時間半の休憩時間入れたら、出勤してから退勤までが12時間くらいになるのでは」など、労働時間が長くなることに、「大丈夫か」と、疑問を抱く人も多い。
「若い内にしかできない働き方だよなあ・・・10年後そういう働き方で働けますかって問われたら難しい」という人もいれば、「同じアパレルで働く身からして、週休3日だとしても、立ち仕事、接客業で1日10時間は辛い。たかが2時間、されど2時間」というツイートもあった。
ただ、意外に多いのが、「毎日深夜残業してた身からすると、1日2時間増えて休み増えるとかめっちゃウェルカムです(笑)」という反応。「どーせ残業で毎日10時間くらい勤務してるから、10時間勤務の週休3日制をうちも取り入れてほしいね」という意見も、結構見つかった。毎日のように残業しているハードワーカーたちにとっては、「どうせ残業するなら、週に3日くらい、しっかり休ませてくれ!」ということだろうか・・・(KH)