お盆期間が終わった。連休を勝ち得たビジネスパーソンにとっては楽しい日々となっただろうが、その休みが終わった後の仕事は一段とやる気が出ない・・・という声がネット上で散見される。
2015年9月には5連休、最大で9連休のシルバーウィークも控えている。連休明けの仕事を少しでも快適にスタートするコツとは。
「エンジンかからん」「帰りたい」愚痴ツイート相次ぐ
8月後半のツイッターには、このお盆休み明けの仕事の愚痴が相次いで投稿されている。
「お盆明け久々の仕事でぐったり!頭痛」
「お盆明け昨日から仕事だったんだけど、まぁビックリするくらいエンジンかからん私」
「10連休の盆休み明け仕事したくない 帰りたい帰りたい帰りたい・・・」
「休み明けの仕事ってしんどいな 生活パターンって大切だわ・・・早く元に戻さないと」
どうやら連休を満喫したり、のんびりと過ごしたりした人が久々の仕事モードにうまく順応できていない、ということのようだ。
じきに訪れるシルバーウィーク、その約3か月後には年末年始の長期休暇もある。仕事始めの憂うつな気持ちを予防する方法が、「web R25」で紹介されている(14年1月6日)。
臨床心理士の菅野泰蔵氏は、「長期休暇が終わる2~3日前から、生活を元のリズムに戻す」べきとしている。休みが終わる直前は1日中出かけて遊ぶなどのエネルギーの消費は極力控え、メールのチェックや企画を簡単に思い描くなど肩慣らし程度の仕事をやっておくことも勧めている。
また、仕事始めは「ルーチンの仕事や、挨拶回りだけで1日を過ごす」といった軽い仕事にとどめておくことで、「ストレスを感じることなく、『初日はこれだけすればいいや』と軽い気持ちで休暇明けを迎えることができます」としている。
軽めの運動を
さらに大阪の整体サロン「骨盤矯正専門店 癒し家」の公式サイトでは、「身体が不活性化している人はお盆明けの仕事に対して憂鬱になる可能性が高い」として、フィジカル面での対策を提唱している(15年8月16日)。
「身体は休めすぎて不活性化している反面、胃腸はフル活動」して疲れているとして、しばらく晩御飯のみ、1週間お酒を断つなど「プチ断食・断酒で胃腸を休める」。
長期休みを冷房の効いた部屋でダラダラしていた人の身体は血流が悪くなり、筋肉が固まり、運動性が失われているとして、ジョギングや体操、ストレッチなど「30分程度の軽めの運動をする」。
そして「心や身体が不活性化している人のお部屋は乱れがち」として、「冷房を切って窓を開放し、掃除しましょう」と呼びかけている。(MM)