厚生労働省は2015年8月24日、地域別最低賃金の改定額が出そろい、最低賃金の全国平均が時給798円になったと発表した。14年度より18円引き上げられた。最低賃金が時給で示され始めた2000年以降最も大きい上げ幅となる。ことし10月1日から順次適用される見通し。
最低賃金が最も高いのは東京都で、前年より19円上がって907円。神奈川県が18円上がって905円とそれに続き、大阪府は20円上がって858円だった。一方、最も低いのは鳥取、高知、宮崎、沖縄の4県で、いずれも16円上がって693円となった。なお、最高額(907円)と最低額(693円)の差は214円となり、前年より3円広がった。