日本のJリーグ元年のような年になるかも
このスタジアムは、収容人数が4万人とも5万人ともいわれているのですが(座席番号が振られてないので正確にはわからない)、この会場が超満員になっているのです。
しかも、ワールドカップ予選のチケットは試合の3日前にスタジアムだけで売り始め、あっという間に5.5万倍が完売(収容人数が4-5万人のはずですが・・・)。当日は、チケットがない人が、ゆるゆるのガードを突破して勝手に会場になだれ込んだため、会場には6万人以上の人がいたのではないかと言われています。
運営の準備がまったくできていないにもかかわらず、国民の熱気に火がつき、一気にビッグウェーブがきたという感じです。
実際、サムライカレーでもこの会場で寿司を販売したのですが、盛り上がりまくる会場の中で一緒に騒ぎながら、250個完売することができました。市内でも、洋服屋にカンボジア代表チームのユニフォームが売られていますし、ワールドカップ予選以外のU16代表の試合なども万単位の観客が入っており、「サッカーを観る」というより「スポーツを会場で観る」という文化がはじめて一般的になった元年になるのではと思っています。
ただ、残念なことが。このサッカー熱が、クラブチームの集客にはそれほどつながっておらず、カンボジアサッカー1部リーグの試合の観客数はまだ数百人レベル。サムライカレーのスタッフも、サッカーチームの名前をほとんど知らないレベルでした。
11月には、ワールカップ予選のために、日本代表チームもカンボジアにやってきます。その時の試合会場も6万人くらいのお客さんが詰めかけるでしょうから、その時に、1人でも多くのカンボジア人の人にカンボジアサッカーリーグの存在を知ってもらえたら、2015年は日本のJリーグ元年のような年になるかもしれません。
なにもないけど、やれることはたくさんある。
そんな発展途上国カンボジアのひとつの側面が、このカンボジアサッカーリーグなのです。
11月には、ワールドカップアジア2次予選 カンボジア代表vs日本代表の試合での物販を、サムライカレープロジェクト研修生が行う予定です。また、カンボジアのクラブチーム カンボジアンタイガーと一緒にカンボジアサッカーを盛り上げる活動をしています。(森山たつを)
カンボジアでカレー屋をやりながら、カンボジアサッカーを見守りたい人、ぜひサムライカレープロジェクトにご参加ください。
また、直接クラブチームに参画する兄弟企画、サムライフットボールチャレンジもあります。