通知が来て、メールやLINEを見てみたら謎の平仮名数文字だけ。何コレ?あ、書きかけ誤送信?――こんな経験、多くの人にとって「あるある」話ではないだろうか。
就業時にメールの誤送信を経験した人は6割近くにのぼる、という調査結果もあり、ネット上でも失敗談の報告が多く寄せられている。かなり身近なトラブルのようだ。
6割近くが経験あり
情報セキュリティーメーカーのデジタルアーツが発表した「勤務先におけるメール誤送信における実態調査」によると、就業時にメールの誤送信を経験した人の割合は59.6%。理由(複数回答)は、「添付ファイルを忘れる」が46.5%、「添付ファイルを間違える」が32.3%など。なかでも高率の「宛先間違い」(77.88%)が目をひく。
調査は、全国の20歳以上の就業者男女対象に2015年3月、インターネットで実施。有効回答数1434サンプルで、7月末に公表した。
これらの実態についてツイッターなどネットでの声を拾ってみると、やはり誤送信をした・受け取ったとの声が多く上がっている。目立つのは、「途中で送信」や、「内容の不備」に関するもの。後者については、
「仕事のメールを作成中に誤送信してしまい、相手を堂々と呼び捨てにするという失態。死にたい」
といったつぶやきも。
なかでも、嘆きの声がひときわ大きいのは「宛名違い」で、
「仕事の内容を備忘録代わりにメールしてたら親父に誤送信してて、『そんな会社しりませんよ?』みたいな感じで煽られた。やりおるわ」
「俺氏、クライアント担当者にメール誤送信→直後に気付き、謝罪メール→だいぶお疲れですねwwの返信→電話し、重ねて謝罪→元気出してくださいて言うか休みましょう!代休使ってください!明日も仕事でしょう?もう帰りなさいと諭される→帰り支度(イマココ)」
といった具合。
また、この数日は、「暑すぎてイライラしてるところでボロPCが謎のメール誤送信キメてキーボードクラッシャーと化した」といった酷暑でミス続出、の呟きも増えている。