高学歴で、有名企業で働いていて、バリバリ出世して・・・そんな「エリート女性」は、あなたの周りにいるだろうか。彼女たちへの憧れは、時に『やっかみ』にもなるようだ。
今回は、エリート女性に対し、「親も資産家なんでしょ? 就職はコネでしょ?」などと想像してしまう・・・という投稿を紹介する。エリート女性は、本当に「親もすごい」のか?
「少なくとも出世は彼女たちの実力」
質問サイト、教えて!gooには、「女性エリートは、親が金持ちか偉い人である場合が多い理由」という投稿があった(2015年7月11日)。投稿者によると、「大企業、外資系企業の総合職など、女性のエリートは、知っている人を考えただけでも、親が金持ち(医者や名家など)か社会的に影響力のある人(大企業の社長とか役員など)である場合が、男性エリートに比べてかなり多いと思います」。「統計は取っていないのでわかりませんが、東大でも女子の方が、男子より家の年収が高くなるのは確実」という。
投稿者いわく、大学などの就職課などでは、「男子には『就職先は実力で勝ち取ってこい、コネなんかに期待するな』と発破をかけるのに対し、女子には『女子の就職は大変だからコネがあればさっさと決めてしまいなさい』とアドバイスをされると聞いたことがある」らしく、「女性の方が親の影響を受けやすいのか、コネで入社する確率が高いのでしょうか?」と、問いかけた。
そんな投稿に対しては、賛否両論、多くの回答が寄せられている。「以前、それなりの大企業で働いてました」という人は、「あくまでも私の勤めていた会社での話ですが」と前置きした上で、「確かに、女性でそれなりのポジションに出世した人は、いわゆる良家のお嬢様が多かったように思います」との回答が。ただ、「彼女たちがコネで入社したかどうかはわかりません」とし、「少なくとも出世は彼女たちの実力。彼女たちがそのポジションにいることに異論を唱えるものはいなかったし、実際彼女たちはかなりの業績をあげてました」という。
「幼い頃からトップビジネスマンの姿勢を見てきている」
彼女らが実績をあげることができた理由について、その回答者は、「お父様が社長、役員、医者などの経営者の娘」たちは、共通して「一般家庭の娘さんよりビジネスセンス、マネジメントセンスが抜群に長けていた」と分析。「商売人の娘さんが自然と愛想よく育つように、経営者の娘さんは自然とビジネスセンスのある女性に育ったようです。もちろん例外もありますが、少なくとも私の周りの良家のお嬢様で出世した人はそうでした」。なるほど、親が経営者であれば、幼い頃からビジネス感覚を身につけられる、との主張だ。
他の回答者も、エリート女性は「門前の小僧と言いますが、幼い頃からトップビジネスマンの価値観や姿勢など見てきているわけです」と解説。「周りの人から、いわゆる令嬢扱いされてトップレディとなるべく教育を受けてきた。並み居る男達と、対等に渡り合うには相応の品格と自信が必要です。女というだけでハンデがあるのは確かなのですから、(略)いざと言うときに腰が引けないだけのプライドが培われるのでは」との意見が。
一方、投稿者が「統計は取っていない」「知っている人を考えただけでも・・・」と書いていることに対し、「偏った『知っている人』」を選んでいるのでは? とか、「質問者はマスコミが流すイメージに流されやすい方のようですので、実態をよく見たり、いろいろな人と交流したりして、視野を拡げられてはいかが?」と、苦言を呈する人もいた。(KH)