理工系、女子大では残る
総合職ではほぼ消滅したはずの、推薦枠。
いまだに残っているのは理工系の技術職・研究職。それから、女子大中心の一般職です。
理工系の場合、民間企業出身、または、民間企業と共同で研究をしている教員が多数います。そうでなくても、理工系学部の院生が所属するゼミ(または学科、学部全体)に推薦枠を用意するメーカーが多数。中には、ナビサイトに一切出稿せず、ゼミ訪問だけで内定学生を確保する、そんな企業もあります。
理工系の場合、この推薦枠が就活の中心となります。もちろん、自由応募でもいいのですが、その場合、ゼミ教員に断る必要があります。中には、自由応募をあからさまに嫌がる教員もいるようです。
女子大の場合、大学所在地の地元の金融機関やメガバンク、生命保険、地元メーカーなどが中心。
女子大によっては、経済学部のある共学校よりも金融業界への就職率が高い大学があります。これは総合職採用が少なく(大学によってはゼロかひとケタ)、一般職採用が中心。それも推薦枠によるものです。