自社のインターンシップ(就業体験)へ参加した学生が選考に進んだ場合、参加学生に内定を出した企業は9割以上に上る――人材サービス会社のアイデム(東京・新宿)がまとめた「2016年就職(採用)活動に関する調査」(中間報告)で、こんな数字が明らかになった。
調査結果によると、インターン参加後、実際に選考へ進んだ学生がいる企業は約9割。そのうち、参加学生に内定を出した企業は、90.7%に上った。「参加学生のうち、どのくらいの学生に内定を出したか」の質問項目では、「2割未満」が45.7%で最も多く、以下、「2割以上4割未満」(17.5%)、「4割以上6割未満」(13.0%)と続く。「8割以上」の企業も8.9%あった。実態として、インターンと選考が強く結びついていることがうかがえる数字となっている。
2015年8月4日に発表した。インターン関連の項目の調査は、6月1日時点の状況。インターネットを通じ、企業の新卒採用担当者1000人から回答を得た。