夏の甲子園が開幕した。高校球児たちの一生懸命な姿に、胸を打たれたり、結果が気になって仕事が手に付かなかったり、という人もいるだろう。
一方、「甲子園? 何それ」というレベルで、まったく興味がない人もいる。オフィスでは、「甲子園に熱くなる派」と「冷めている派」の、意識ギャップもあるようだ。
「上司がテレビの甲子園にかじりついてる・・・」
今(2015)年8月6日、甲子園が開幕するや否や、ツイッターでは早速、様々な感想がつぶやかれている。
「職場で上司がポテチ食いながらテレビの甲子園にかじりついてる。毎年これ見ると夏を感じるなぁー」という人もいれば、「上司と甲子園話で盛り上がった」、さらには「今日は職場で甲子園を見る日になりました」とか、「上司の力で休みになり、甲子園に連れていかれることになった・・・」との声も。甲子園の時期は、仕事そっちのけでもOK! という上司も、結構いるのかもしれない。
上司世代は、高校球児たちの一生懸命な姿に、自分の青春時代を重ね合わせる部分もあるのだろう。ツイッターでは、「上司がなんか作ってると思ったら、甲子園の組み合わせ表だった」とか、「上司の持参したラジオで甲子園聞いてる」という声も。若手社員とみられるアカウントからは、「ネットで甲子園観れるじゃん!!(仕事しながら)」との声も聞かれるが、やはり、テレビやラジオの「生放送」で、高校球児たちのアツい戦いを見たい! という上司も、それなりにいるようだ。「上司の機嫌がいいなぁと思ったら、甲子園で自分の出身県が勝ったからみたい」というつぶやきもあった。
一方、若手社員からは、甲子園の勝敗に全く興味が持てず、周囲、特に「上司」とのギャップを感じる、との声も少なくない。
「すみっこのほうで気配を殺している」
ツイッターでは、「うちの職場でも、毎年この時期の昼休みは甲子園の話題でもちきりになるんだけど、興味がないどころか野球のルールすらよくわからない俺は、すみっこのほうで気配を殺している」とか、「職場で甲子園の話をみんなしてるけど、まとめブログばっか見てる俺にはチアガールの情報しか入らねぇ」との声が見つかった。
関西圏で働いているらしき人からは、「職場の人に『甲子園行きな! 母校やろ!?』ってめっちゃ言われたけど、いやいや・・・暑いしテレビあるし・・・でもテレビすら見てない」とのつぶやき。なんだか、冷めている。
甲子園にアツい上司とのギャップを感じる、とのつぶやきも目立つ。
「上司がいきなり予定外の午後休暇取った。甲子園見に行くとかで・・・なんだこの会社・・・」と、驚き呆れる人もいれば、「上司の母校が甲子園出場を決めたと聞き、『ああ、これで上司が休みを取ることが決定した』と嘆いてしまった」とのつぶやきも。「いや、どういう理由であろうとも休むのは全く問題ないんだよ。ただ、僕の夏休み希望日が消え失せたばかりだったから・・・」と、恨めしそうだ。(KH)