カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、新たに韓国人留学生のための採用枠を設け、選考中だ。同社が2015年8月11日、「ユニクロ韓国が主体的に取り組んでいるもので、日本に留学している韓国人を積極的に受け入れたい」と、取材に対し明かした。16年春までに20人程度を採用する。
同社はこれまで、立命館アジア太平洋大学と提携して韓国人留学生を採用する取り組みを実施してきたが、15年の採用から日本で学んでいる韓国人留学生を広く募集することにした。韓国での一段の事業拡大に向けて、優秀な人材の確保を目指す。
留学生は日本で選考。9月や16年3月に卒業、帰国後に韓国でユニクロ事業を手がける現地法人に入社、勤務してもらう。
すでに募集を終え、選考を進めているところだが、「日本に留学している韓国人は多く、応募も予想を上回るほどでした」と話す。
ファーストリテイリングは2005年9月に韓国でユニクロを初出店。日本と中国に次ぐ主力地域で、現在155店舗(15年7月末)を展開している。