携帯電話のバッテリーが切れかけたときなど、外出先で電源のコンセントを探した経験があるひとは多いだろう。しかし、こんなユニークなコンセントには、お目にかかったことがないのでは?
アメリカを拠点にクリーンエネルギー事業を展開するNRG社が、ある空港に一風変わった、無料の電源コーナーを設置した。これは、空港を利用する一般人を対象に同社が行った実験で、その様子を収めた動画がYouTubeで2015年7月末から公開されている。
どのコンセントを使うか、悩む人も
その電源コーナーのなにがユニークなのか。およそ20のコンセントが備え付けられており、その壁には「太陽光」「風力」「化石燃料」と3つの言葉が書かれている。その言葉の下に、コンセントが数個ずつ配置されているのだ。
携帯電話などの充電のため、コンセントを使おうとコーナーの前まできたひとたちは、それを見て戸惑った様子。普段はほとんど考えないであろう、コンセントから供給される電力源について思いを致しているようだ。表情は真剣そうで、中には顔をしかめて悩んでいる人も。
動画を見るかぎり、太陽光や風力など自然エネルギーをもとにしたクリーンエネルギーをあらわす言葉が書かれた壁にあるコンセントを選ぶひとが多かったようだ。なかには、化石燃料からそちらの方に途中で切り替えるひとも。
クリーンエネルギー事業を手掛ける同社としては、してやったりの反応といったところか。今回のコンセントもユニークだが、こうした実験動画によるクリーンエネルギーのPRもユニークだった。あなたなら、どのコンセントを選びますか?(岡徳之)