「SNSでの発信」に積極的だから、「ミーハー」に見える?
ニールセン(東京港区)の調査によると、「SNSの男女別利用率」は、LINE、Facebook、Twitterのいずれも、男性より女性の方が高くなっています。より「オフィシャルな人脈」を広げるツール「Facebook」では、男性71%に対し、女性は76%。ネットでしか会ったことのない人を含め、多くの人と繋がることが可能な「Twitter」では、男性58%に対し、女性は67%と、9ポイントもの差がついています(2014年12月時点、15年1月27日公表)。
実感としても、女性は一般的に、男性よりも「SNS好き」な傾向が強い気がします。中には「ミーハー」な投稿をする女子もいるでしょう。筆者の周りでも、クライアントからパーティーに招待されたとか、誰々に会えてハッピーだったとか、そういう投稿が目立つ女性は、確かにいます。それを見るたび、「ああ、これがE子のいう『ミーハー』ってことか」と、思うことが増えました(恥ずかしながら、そういう投稿内容に対する筆者の「嫉妬心」もあると思いますが)。
彼女たちの「ミーハー心」の背景には、仕事の中身よりも外身、というか、自分を『底上げ』したいという気持ちがあるのかもしれません。E子の言うように、今のところ、「◯◯さんと会いました!」タイプの投稿が好きな女子で、仕事に邁進しているケースは、それほど多くない気もします。あくまで想像ですが、彼女たちにとって、仕事はあくまで「キラキラした自分をアピールする」ための舞台なのかもしれません。
それが決して悪いわけではないのですが、「どんな有名人と会っても、どれだけ大きな仕事をしても、他人にやたらと吹聴しない子って、口が堅いし信頼できる」(E子)としたら・・・そして、自分が「ミーハーかどうか」が、SNSの投稿内容によって、他人に伝わってしまうとしたら・・・? 自戒も込めて「SNSの利用には、細心の注意が必要だなぁ」と思います。皆さんの周りでは、いかがでしょうか。(北条かや)