国際条約では「連続2週間の休暇」を推奨
ちなみに国際労働機関(ILO)は「年次有給休暇に関する条約(第132号)」で、
「労働者は1年勤務につき3労働週(5日制なら15日、6日制なら18日)の年次有給休暇の権利をもつ。休暇は原則として継続したものでなければならないが、事情により分割を認めることもできる。ただし、その場合でも分割された一部は連続2労働週を下らないものとされる」
と定めている。国際的には「連続2週間の休暇」が推奨されているようだが、日本はこの条約を批准していない。
労働政策研究・研修機構が公表(2011年6月)した「年次有給休暇の取得に関する調査」では、09年度に「連続2週間程度の長期休暇を取得した」と回答した人はわずか2.2%だった。
この現状では、「14連休取得」が正当な権利として歓迎される日は遠そうだ。(MM)