ブラックかどうかは本人次第
W内定の学生や、就活中の学生から、
「石渡さんならどの企業を選びますか?」
「石渡さんが注目する企業や業界はどこですか?」
などと聞かれます。
「そんなものを当てにしちゃダメ」
が、私の答え。
いくら就職取材が長いとは言え、私の視点はあくまでも私の視点であり、学生の視点とは異なります。
ついでに言えば、趣味・嗜好・働き方への考え方なども異なります。私が是とする働き方(または、いいなと思う企業)が、学生にも通じるかどうかは別問題です。
以前、毎日新聞社が自社CMで、自虐ネタを流していました。
「その会社には休日がない。その会社は、決してきれいとは言えない。その会社には、会社に住んでいる人がいる。その会社には、おしゃれな人間が少ない・・・」
最後はいいオチになって、マスコミ志望の学生をぐっと引き寄せる好CMでした。
土日しっかり休める仕事か、とはお世辞にも言えない点をあえて触れているところがミソ。ま、それは出版業界や私のようなフリーランスにも言えることです(たとえば、この草稿を書いているのが日曜深夜・・・)。
そうした働き方を私は是とするからこそ、長く働いているわけです。しかし、土日はしっかり休んで定時で仕事を終わらせたい、という人であれば、そんな職場・仕事はとんでもないブラック企業、ブラック労働ということになります。