スターバックスといえば、ゆったりくつろいで、美味しいコーヒーが飲める、オシャレな空間、というイメージをもっている人も多いだろう。Wi-Fi環境も整っており、一時は「ノマドワーカー」たちが、『ドヤ顔』でマックブックエアーを広げて仕事をする・・・なんて光景もよく見かけられた。
そう、スタバといえば「仕事をする場所」、すなわちオフィスだ! と考える若者は、結構いるらしい。一方、スタバで堂々と仕事をする人たちに、不快感を覚える人もいるようで・・・。
20代の8人に1人「スタバは仕事をする場所」
ニュースサイトのしらべぇが、全国の20~60代男女、1671人を対象に行なったウェブアンケートによると、全回答者のうち、7.2%が「私にとってスターバックスコーヒーは、仕事(勉強)をするための場所だ」と答えたという。世代別で見ると、20代では12.5%と、8人に1人が、スタバを仕事や勉強する場所、と捉えていた(「『スタバは自習室じゃない!』スターバックスはいつから『オフィス』になったのか」2015年7月11日)。
記事では、「Wi-Fiがつながるのでよく利用している。コーヒー代は完全に席代だと思っている」という、29才男性の声や、「参考書を広げているだけでイチャついている高校生を見ると、『オレのオフィスなんだからどけろよ!』と何度もキレそうになる」という31才男性のコメントを紹介、話題になった。
ツイッターでは、「スタバを仕事場、オフィス代わりにするな!」という人たちの声が多く見つかる。「長時間占有するなら、迷惑料代わりに10分毎にドリンクやフードをオーダーしなさいよ」とか、「窓際にリンゴマークが並んでるのを見ただけで、ホント入るのをためらう。片っ端からコーヒーぶっかけて回りたい」など、けっこう辛辣な意見が目立つ。「スタバは喫茶店じゃないのか? 仕事は会社で、勉強は家か図書館でしろ!」と、怒り気味の人も。
混んできたら撤収する
一方、「オフィス代わりにしてOK」派からは、「はぁ?? スタバはドリンク代を払って快適に過ごす場所を提供するビジネス! 単なるコーヒー代なら高すぎる」と、「場所代」を支払っているのだから問題ない、との反論が寄せられている。「空いている時は遠慮なく使いまくります。ただ、遠慮はしますね。飲み物プラス何かを頼む。混んできたら撤収する」と、配慮を見せる人もいる。
スターバックスの側が、「オフィス代わり」に利用されることを『織り込み済み』なのだ、という意見もある。そもそも「ネットにつながる環境やコンセントが充実してるから、PCなど持ち込んで仕事する人が多いんでは?」、「スタバはそういうスタンスで売り込んできたじゃないか。何を今さら・・・」など、他の飲食店と比べて、スターバックスは「仕事がしやすい雰囲気」を作っているのだから、『オフィス化』されてしまうのは仕方がない、という趣旨のつぶやきもあった。
ただ、やっぱり「長時間、居座る人がいて困る!」という声が、多数派のようだ。「スタバはそれを売りにしてきたから仕方ないけど、いつになっても席が空かないのは困る」とか、「そういう(仕事をしている)人のとなりに座ると迷惑そうな顔されるもんね」など、「あまりに長時間、席を専有するのはやめてほしい」という意見が目立つ。
実際、スターバックスを『オフィス代わり』に使っているらしき人からは、「読み物、書き物で、集中したいとき利用してしまう」とか、「スタバが、自宅から徒歩4分ほどのところにあるので、勉強に愛用してます。すみません・・・」など、肩身の狭そうなつぶやきも見つかった。(KH)