就活生が絶句 「面接にそんな怖い意図があるなんて」

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就活生もパクれるYES,BUT法

   

   このYES,BUT法は就活生もパクれます。冒頭の学生の場合だとどうでしょうか。

人事「おもてなしってあなたの学部以外でも学べるでしょ?」
学生「確かにそうですね。大学での勉強が楽しかったですし、気付きも色々学べたのでつい大げさに書いてしまいました」
人事「そんなによかったの?」
学生「はい、接客とは単に相手をちやほやするだけ、と高校まで思い込んでいました。でも、それだけでなく、相手のことを考えて行動する、これも接客では大事と教えてもらいました」
人事「確かに色々、観察するのが大事だからね」

   ここから、個人談につなげていけばかなり評価は高いはず。

   今回は、『どん底営業部』でも引用されている名探偵シャーロック・ホームズが助手のワトソンへの一言を引用して締めるとしましょう。

   同じ現場を見ているのに、ホームズは事件を解決し、ワトソンは解決できません。その差を示した名言ですが、営業でも就活面接でも同じことが言えます。

   You see,but you do not observe.The distinction is clear.

「君は見ている、でも観察していない。その違いは明らかだ」

   いかがでしょうか。(石渡嶺司)

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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