ビールの意外な効能を活かして、日本でも人気のビールブランド「カールスバーグ」が「美容商品」を開発した。
カールスバーグが開発したのは、シャンプー・コンディショナー・ボディーローションの3種類。開発過程では、ビールの製造過程で実際に使われているものと同じ原材料が用いられている。
酵母、ホップ、大麦の力で・・・
同社によれば、ビールの製造に使用している酵母、ホップ、大麦などは、ビタミンBとケイ素が豊富で、人間の髪や肌を美しく保ってくれるという。
このシャンプー・コンディショナー・ボディーローション、購入することができる。しかも、世界中に配送までしてくれる。
特設サイトでは、美容商品の開発過程が動画で紹介されている。動画には、ビールを醸造するための技術を担当するカールスバーグの社員や、このキャンペーンのために同社とコラボレーションしている美容メーカーの研究員なども登場。
まるで本当のコスメブランドのように商品の品質にこだわっており、体に付けても安心であることを伝えている。
購入用のウェブページは、「コスメブランド」と見間違えるような清潔感のあるデザイン。女性が美容商品を選ぶ際にはそのパッケージのデザインも重要だからか、シャンプーなどが入ったボトルの画像を拡大して見ることもできる。
商品の値段は3つ(1つあたりの内容量は250ミリリットル)あわせて、63.84ユーロ(約8747円)と割高だが、2015年7月1日時点で「売り切れ」になっている。
同社が運営する「Beer Beauty List」というメーリングリストに登録すれば、商品が新たに入荷された際、お知らせが来るようになっている。こうしたサイトの機能も、コスメ系のEコマースサイトが多く採用している手法を踏襲したものだ。(岡徳之)