「『最低賃金』<生活保護」の逆転解消 厚労省データ「全都道府県で」

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   最低賃金で働く人の手取り収入が生活保護の受給額を下回る逆転現象が、全都道府県で解消された。

   厚生労働省は2015年7月15日に開いた、15年度の最低賃金に関する小委員会で、各都道府県の最低賃金と生活保護の水準に関する最新データを公表。それによると、最低賃金で働く人の手取り収入が生活保護の受給額を下回る逆転現象はなく、全都道府県で最低賃金が生活保護を上回った。2014年度の最低賃金引き上げで逆転現象が解消したことが確認された。

   最低賃金は14年度、生活保護は13年度のデータを用いて比較。生活保護を上回る額は、最低が北海道の9円、最高が三重県の117円だった。

   次回の会合は7月22日。

厚労省小委で示された
厚労省小委で示された
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