ネガティブな衝突が噴出
この変動の過程では、ネガティブな衝突が至るところで噴出しました。
・総合職と同じ仕事をしている一般職のベテラン社員が総合職の新入社員と対立
・総合職なのに「どうせすぐやめる女子のくせに」と仕事が回されない
・男性エリート並みに優秀と喧伝された割に何もできず職場で冷遇された
・優秀な新卒総合職でも職場や管理職が育成できず(育成しようとせず)、管理職昇進に必要なスキルを身に付けていない
・総合職ながら一般職業務も担当させられ負担が大きすぎた
・男性社員や取引先のサークル(飲み会、ゴルフなど)に入れず、情報が入ってこない
・仕事が中心となり、プライベート(恋愛、趣味など)に時間が取れない
他にもありますが、この辺で。
こうした不幸な衝突を目の当たりにしてきた女性が現在、母親世代となっています。我が子、特に娘に対して総合職・営業職に対してどのような思いを持つか、容易に想像がつきます。
もちろん、就活は学生本人が最終判断するものです。しかし、暴走した親と相対するとき、単なる感情論の応酬にならないことを祈ります。(石渡嶺司)