決断が速い人の発想法 「仮説思考」がもつ威力

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チャンスを掴めるかどうかも変わってくる

「つねに、あたえられたテーマにおいて、自分なりの、現時点での結論を考えておきなさい」

というのが、私が社会時に1年めに何度も何度もいわれたことです。そして、毎回、その現時点での結論はどういうものかを聞かれて、突っ込まれたものです。

   こういうのを日々頭のなかで考えたりシミュレーションしているひとは、ごく少数派でしょう。しかし、世の中の動きはますます速くなっていますし、チャンスも唐突にやって来る場合が多い。

   そういう場合、仮説をもっているひととそうでないひとでは、意思決定スピードに差が出ますから、チャンスを掴めるかどうかも変わってきます。

   起きるかわからない将来のことに考えをめぐらすのは、正直いってめんどくさい。ただ、そこを日々考えているかで、差が出るのは明らかです。

   エピソードを引用した『コンサル一年目が学ぶこと』では、若手の皆さんが学ぶべき定番スキルについて、30項目をエピソード付きで紹介しています。心当たりがある方は、一度読んでみてください。学びがあるはずです。(大石哲之)

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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