海外で受けた屈辱 「日本人は教育水準が高いのに、英語が下手で話せないんですね」

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「6年間、義務教育で英語を勉強してきたなら、すでに話せるはず」

   一方、投稿者が「英語圏内に1週間滞在し、かなり英会話が上達した」と言っているのを、「それはちょっと疑わしいですね」と指摘する人も。「おそらく『度胸がついた』ということをそう錯覚しているのだと思います」。その回答者は言う。「6年間の義務教育で、まじめに英語を勉強してきたのであれば、それで、すでにしゃべれるはず。高校程度の英語の知識があるのなら、会話はそれを利用した英作文ですから、頭で日本語を英語になおし、口にして出すだけ。(略)すなわち、朝から晩寝るときまで、自分の話す日本語を英語にしてしゃべるという努力をするだけです」。

   さらに投稿者が、タイの若者たちが皆、英語を「『1年位で話せるよ』と言ってました」と主張するのに対し、異を唱える人もいる。「日本語は他の言語とは独立している言語です。(略)中国人が、英語の修得が早いのは、英語と似たシステムだからなんです。これはタイ人も同じ事が言えます」。だからこそ、「仕方ないです。練習あるのみです」。

   練習あるのみ――確かにそうかもしれない。しかし、実行するのは簡単ではなさそうで、こんな調査結果もある。オンライン英会話サービスを提供するDMM.com(本社・東京)が、20歳~49歳のビジネスパーソン885人に対し、「英語学習の必要性を感じるか」と聞いたところ、「とても必要と感じる」(24%)、「やや必要性を感じる」(37.1%)を合わせて、61.1%が、英語学習の必要性を感じていた(『ビジネスパーソンの英語・英会話学習に関する実態調査』2014年12月3日公表)。一方で、「現在、英語学習をしているか」と聞いたところ、「特になにもしていない」が72.3%と多数派だった。(KH)

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