育休、イクメンという言葉自体は世に知られて久しいが、実際に自分の身の回りで育児休業を取った男性は知らない、という人も多いのでは。
厚生労働省の2014年度雇用均等基本調査速報(2015年6月25日発表)によると、(配偶者が出産した)男性の育休取得率は2.30%。まだ50人に1人の割合となれば、明らかに少数派と言えるだろう。
「今は全然楽しくない」・・・育休の切ない現実
そんな中、はてな匿名ダイアリーの「男性の育休なんてとらなければよかった」(6月10日)という題のエントリーが、同ダイアリーのコメント欄やツイッターを賑わせている。
内容は、第1子の誕生に合わせて週2日出勤し、残りは自宅で育休を取った31歳男性の体験談。実際には、妻から家事の不手際を厳しく指摘されるばかりで全然楽しくない、仕事も不完全燃焼でフラストレーションばかり、と嘆いている。
こんな本音をさらけ出したエントリーに、ツイッターなどネットでは、男女それぞれの意見で侃々諤々となった。「女性の場合、育児休暇『取らなければよかった』なんて言えるような選択肢、ないに等しいんだけど」と指摘する声や、「出産後半年は奥さんに逆らったり口答えをしてはいけません」といったアドバイスも寄せられている。