日経平均株価は、2015年4月に15年ぶりに2万円台を回復し、6月24日には一時、18年半ぶりとなる2万900円台まで上昇した。29日にはギリシャ債務問題の影響で600円近く急落したが、7月2日には2万522円まで戻っている。
ネットでは、急落時には悲鳴も出たが、「自分の持ってる株がストップ高、初めて!」といった喜びの声や、「株高くらいで盛り上がっているなんて、おめでたいヤツばっかりだな」など、様々な声が飛び交っている。
「買った株がストップ高って嬉しいねぇ! 初めての経験」
6月24日前後のツイートを検索してみると、株高の恩恵を受けたと見られる人のつぶやきが目立つ。
「ずっと恩恵なかった持ち株たちが、今日は全面高で嬉しい!!」とか、「買った株がストップ高って嬉しいねぇ。初めての経験」と、興奮気味の人も、けっこういるようだ。
5月の「母の日に、プレゼントと株の情報をあげました。その株が、私のプレゼントより高い利益を上げてくれました^^」と、最近の株高で「親孝行ができた」という人もいる。
一方、自分は株をしていないが、周囲の様子に変化が見られる、という声も。
「株に興味のなさそうな同僚ですら、トヨタAA株の噂してた。これは大量の個人マネーが流れ込むね」と、予測する人もいれば、「自社株がストップ高になって、焦って株の勉強を始める同僚たち・・・」と、『いまさら』株の勉強を始める同僚たちを、ちょっと上から目線で見つめる人もいる。
「『俺的バブル』はまだ来ない」
一方、たいした恩恵がない、とぼやく人もいる。
「株価最高値って言われて、ウキウキでポートフォリオ見たけど・・・反映しねぇなぁ( ´_` )」と、浮かない様子の人もいれば、「俺的バブルはこないなぁ。ITバブルの時は、株で1日100万含み益増えたりとか、配当もあった。ハァ、今では夢みたいな話・・・」と、2000年代前半の『ITバブル』を、懐かしく思い出すつぶやきも。
「約18年半ぶりの株高」を、冷ややかに見つめる向きも多い。各社の報道に対しては、「まあ、俺みたいな底辺には全く恩恵ないわけですが」とか、「本気だとしたらかなりおめでたい」、さらには「税金、年金ぶっこんで株価上げてるだけ。浮かれてるのは株主くらいだろ」と、厳しい意見も多かった。
「今日、話を聞いた証券会社の営業の人の反応は、冷ややかだったな」という人もいた。(KH)